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まよ日が記かく

2月10日  ゆるキャラ運営は、怪しげなサークル活動の延長にあった

先日2月1日、NHK総合の4時からシブ5時の「ローカルヒーローズ」にて、まよひが企画とウサヒの取り組みを紹介していただいた。

全国放送だったこともあり、多くの方に見たよとご連絡をいただきとても嬉しかった。

偶然にも、朝日新聞のコラム「ウサヒのまちこまちまちおこし日和」にも、これからのご当地キャラ(ゆるキャラ)の運営をテーマにしたコラムが掲載され、自分の会社の原点になるキャラクター運営について改めて考える機会になった。

大事なことは怪しげなサークルから学んだ

僕は、大学時代に創作ダンスのサークルにいました。コンテンポラリーダンスというジャンルで、しかも暗黒舞踏と呼ばれる部類の先生に師事していため、かなり怪しげな活動をしている人として見られていました。同じ大学の妻からも、あのサークルは見た目からやばいと言われていました。

ただ、僕は舞台の上で怪しげな踊りをする間、自分をどう見せて行くか?といった人生課題と向き合っており、とっても充実した学生生活を送っていました。

舞台はある意味で究極の「他人の目」を気にする場であり、これからの自分の人生を他人はどう見て行くんだろう?的なことを常に考えながら怪しい踊りを踊っていました。

実はそんな中で学んだ知見が、今回のコラムの「ブームもすぎた現在のご当地キャラの、今後の運営のポイント」のヒントになっています。

まず1つは、アピールする方向性。

これは、外向きでわかる人にだけわかればいい発信ばかりではなく、身近な人の理解や、楽しみ方の啓発を進めていき。時には身近な人向けのマイルドな表現も取り入れながら楽しんでもらうことで、結果的に足元から裾野は広がって行くのだという体験から来ています。

2つ目は使ってくれる人を増やすこと

舞台の上の役者は、使ってくれるシナリオや演出がなければ、成り立ちません。自分たち以外の人に、こいつら使いたいって思ってもらうための戦略は、怪しげなサークルだからこそ最重要な生き残り作戦でした。

共感されにくい体験であるが・・・

と、ここまで言っておいてんんだが、怪しげなサークルから学ぶことはたくさんあるんだよ!!といても、なかなか無理があるよなと思っている。そもそも、怪しげなサークルに大学時代を捧げることは、リクスがありすぎるからだ。だれもすすんでやりたいとは思わない。※実際、僕が入部したきっかけも、心が弱っている時に勧誘されたからだし。

ただ、そんな僕の経験を疑似体験できそうな漫画がある。

モーニングで連載していた西餅先生の「犬神もっこす」という漫画だ。コミュニケーションがうまくできない主人公が、演劇を通して人との交流を学んで行く話なのだが、怪しげな演劇サークルと、随所に出てくるゆるキャラ(くまモン)がなんとも言えず自分の人生をフラッシュバックさせる作品だ。

人に勧めると、だいたい「ああ、なんか君いるね」って返ってくる(面白いとはなかなか言われない)。ただ、学生時代にどんなこと考えてたのって聞かれると、概ねこんなことを考えていたよと説明するのに最適な漫画なのである。

共通点は自分というキャラの扱い

この漫画と僕の人生の一番の共通点は、自分というキャラをまわりにどう扱ってもらうか?が主軸になっていることなんだと思う。

自分はこれだ!という自己発信的なものよりは、自分って周りにどう扱ってもらえると居心地よいのだろうという視点だ。

これが転じて、ご当地キャラの扱い方の知見に至っている。ご当地キャラも、事前にがっちり決めたキャラの設定以上に、周りが扱いやすいキャラに落ち着く方が、長くゆるく使ってもらえる。犬神もっこすではすでに絶大な人気をもつゆるキャラが登場するものの、話を見ていると本当のゆるキャラは主人公のように見えてくる。

キャラの運営も自分自身の運営も、おそらく似てることは多いのだ。だからこそ、たまには変な踊りをしてみたり、興味関心のない物を調べて見たりすることを勧めたい(犬神もっこす読むことも含めて)。

そういう行為を「自分のキャラじゃないよ」と言うのだろうけど、それが長く付きあるキャラの運営には欠かせないことなのだと、僕は思っている。

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